島大横田教授を囲む
   仙の山地底物語
せきしゅう さわのごう いわみぎんざんかいどう ここのかいちじゅく

6月4日(土)、石見銀山地質研究会(松浦良彦会長)主催の『島大横田教授を囲む 仙ノ山地底物語』に美郷町銀山街道を護る会会員6人と参加した。
大森の世界遺産センターでの横田教授の講義の後、仙ノ山を一巡するようなコースで仙ノ山の地質を勉強する会。初めての釜屋間歩・大久保間歩で楽しめた。山登り的にもそこそこのコースかな?!と思った。

受付・開会式
世界遺産センターで8時半受付、50人余りの方が参加されたようだ。
講義
9時前より横田教授の講義。パワーポイントを使っての色々な資料を見せていただき、有難うございました。
オリエンテーション・ストレッチ体操
祖式の横田駐車場へ移動。小学生とお祖母さんの組の参加者も居られた!!オリエンテーション・ストレッチ体操の後、5班(各班5人+ガイドさん)編成でウォーク開始!!
原田駐車場〜本谷口番所跡〜金生坑〜大久保間歩〜釜屋間歩
歩きながら随所で横田教授の解説があった。金生坑での講義中、変わった計測器を持った方が・・・・。今注目の線量計。溶岩から出る放射能を測っているとか・・・・。ちなみに0.1μsv/h以下だった!!大久保間歩の入り口近くになると冷気が・・・。それもそのはず坑口の温度は10度。汗が一遍に引いた。
大久保間歩〜釜屋間歩
大久保間歩から釜屋間歩への道は大きな転石(角礫凝灰岩)がごろごろ、岩海状態だ。釜屋間歩の岩盤遺構、排水工などあり如何なる場所だったのかな?と想像を掻き立てられた。
釜屋間歩〜本間歩
本間歩はなぜかガラで封鎖されている?!岩盤崩落防止工には一寸笑った。
本間歩〜石銀集落跡〜石銀千畳敷〜石銀集落跡
11時40分過ぎ、石銀集落跡に到着。斜面登りに横田教授もお疲れのようだった。石銀集落の水溜の数々、やなしお道同様に人工的に作られたものだろうか?
昼食〜仙ノ山林道〜仙の山展望所〜清水谷
石銀集落跡そばの道端の側溝(日陰で腰を落とすのに丁度良い)にはまり、昼食。6/26日の月例ウォークのチラシと飴を配った。食後林道を下る。途中露出している岩盤等の解説があった。仙の山展望所に上がり山吹城山から馬路・三瓶山・箱茂の松までも見える200度以上の眺望を満喫、林道を下がり清水谷へと入った。
清水谷口番所跡〜清水寺跡〜選鉱場跡〜蔵乃丞坑跡
清水寺跡付近には古墓が一杯、寺跡には大きな転石。以下にも廃寺だ。選鉱場の石組み、否にがっちりとして居るなと思ったら、腹の出ていたところなどは組み直したとの事!!明治時代当時の綺麗な写真が残っており。大きさが実感できた。
蔵乃丞坑跡〜選鉱場跡〜清水谷精錬所跡
選鉱場跡から急斜面を降り精錬所跡へ向かった。途中木製の階段。お金が掛っている!!精錬所の施設、よく解っていないとのことだ?!
清水谷精錬所跡〜羅漢寺
精錬所跡から町道を通って銀山公園に出る。途中にある極楽寺の山門近くに十王堂があった。やなしお道の十王と違い首がしっかりと繋がっていた?!羅漢寺前の岩盤の説明で講義が終わった。横田教授、有難うございました。
解散式
3時15分過ぎ、遺産センター着。標高差300m余りのウォークだった。横田教授・助手の学生さん、有難うございました。参加者の皆さん御疲れさんでした。松浦会長、又のお誘い待っています。